スクールカウンセリング専門研修プログラム
「スクールカウンセリング
専門研修プログラム」のご紹介
「スクールカウンセリング専門研修プログラム」は、
スクールカウンセラーを基本に置きながら、スクールカウンセリングに携わるすべての方の専門性を高めるために開講する、eラーニングによる研修プログラムです。
本プログラムの特色
-
スクールカウンセリングの専門性の向上
現在のわが国の生徒指導上の諸課題の解決に十分に貢献できるよう、スクールカウンセリングの専門性の向上を図ることができるようにしました。
公認心理師や臨床心理士と同様に心理支援の基本的な知識やスキルを押さえたうえで、スクールカウンセリングに必要な実践的な専門性を高めるようにしました。
生徒指導上の諸問題が生じた後の適切な支援に必要な知識や能力とともに、問題の未然防止、早期発見対応の支援に必要な知識や能力の育成をめざしました。
-
自己課題探究時間で学修
上記の能力の育成に必要な「プログラム内容と各自の実践活動との往還」を実現するために、各講座に自己学修時間を設け、講座で得た「気づき」や「発見」を実践活動にどう活かすかについて、各自の課題に従い探究していただけるよう工夫しました。(全科フル学修コースに該当)
-
14科目61講座のeラーニング
プログラムは、第1分野「スクールカウンセリングの専門基礎」として3科目23講座、第2分野「スウールカウンセリングの方法」として5科目20講座、そして第3分野「スクールカウンセリングの課題と実践」として6科目18講座を設け、計14科目61講座を学修することによりプログラム全体が修了となるようにしました。
-
集合対面講座「医療機関実習」
上記の61講座はeラーニングで行われますが、これに加えて、医療現場での臨床活動を理解し、そこでの経験を医療との連携等において活かすようにするため、集合対面講座「医療機関実習」を設けました。こちらは受け入れ人数に限度があるため自由選択科目(オプション)とします。
本プログラムを受講することのメリット
- ❶ スクールカウンセリングにおける専門的・実践的な知識の獲得
- ❷ 本協議会に来た「スクールカウンセラー推薦依頼」の際に、本プログラム修了者を優先して推薦する
- ❸ ガイダンスカウンセラーの更新ポイント(1講座1ポイント)としてカウントされる
-
❹ 「不登校」「いじめ」「自殺」「発達障害」「グループ対応」等の「領域別研修証明書」の発行※
※全科受講者(全科フル学修コース修了者)のみ
「受講対象者」と「受講コースの種類」および「受講期間」
受講対象者は、「ガイダンスカウンセラー有資格者」、「構成団体有資格者(学校カウンセラー、学校心理士、キャリア・カウンセラー、教育カウンセラー、カウンセリング心理士、臨床発達心理士)」、「公認心理師有資格者」及び「一般の方」です。それぞれ受講料が異なります。
2025年度は、以下の3つのコースの受講者を募集します。
- (1) 全科受講者(全科フル学修コース)
-
全科目61講座を自己課題探究時間(レポートあり)で学修するコースです。
計183時間の学修です。
*このコースの方は自由選択科目「医療機関実習」を選択できます。
- (2) 全科受講者(全科動画学修コース)
-
全科目61講座を自己課題探究時間(レポートなし)で学修するコースです。
計91.5時間の学修です。
*このコースの方は、自由選択科目「医療機関実習」を選択できません。
- (3) 科目等受講者(13講座トライアルコース)
-
トライアル(お試し)のため講座の一部分〔科目1(3講座)と科目2(10講座)の計13講座〕を体験的に学修するコースです。自己課題探究時間(レポートあり)で学修します。
*次年度以降に「全科フル学修コース、全科動画学修コース」へ移行して受講することができます。その際、すでに受講した講座(13講座)を受講する必要はなく、受講料もすでにお支払いした分が差し引かれます。
(1)~(3)のコースともに受講期間は2025年4月~2026年1月となります。
「スクールカウンセリング専門研修プログラム」全61講座カリキュラム
*講師は、それぞれの分野の第一線で活躍されている方、または近い将来、そのような活躍が見込まれている方で、大学院教育の経験をお持ちの方が中心です。大学院担当経験のない講師でも、その分野では余人をもって代えがたい方にお願いしています。
●第1分野:スクールカウンセリングの専門基礎:3科目23講座
科目1 スクールカウンセリングの基礎:3講座 *トライアルコース対象科目
ねらい スクールカウンセリングの基礎となる3つの主要な心理学の学びを通して、受講者が改めて自分の活動の立ち位置についての理解を深めるようにする。
講座 1) カウンセリング心理学
講師:益子洋人氏[北海商科大学商学部准教授/元北海道教育大学大学院教育学研究科准教授]
2) 学校心理学
講師:石隈利紀氏[東京成徳大学大学院心理学研究科特任教授]
3) 発達心理学
講師:森口佑介氏[京都大学大学院文学研究科准教授]
科目2 スクールカウンセリングの諸理論と実践:10講座 *トライアルコース対象科目
ねらい カウンセリング心理学の各理論を精査し、スクールカウンセリングの実践に活用できると思われるポイントを絞り、受講者はそれらを自分の実践にどのように活用したらよいのかについてアイデアを深めるようにする。
講座 1) 精神分析的アプローチの理論と実践
講師:田辺肇氏[静岡大学人文社会科学部教授(大学院人文社会科学研究科教授)]
2) 来談者中心アプローチの理論と実践
講師:諸富祥彦氏[明治大学文学部教授(大学院文学研究科兼担)]
3) 応用行動分析的アプローチの理論と実践
講師:神村栄一氏[新潟大学大学院教職実践学研究科教授]
4) 認知行動療法的アプローチの理論と実践
講師:石川信一氏[同志社大学心理学部教授(大学院心理学研究科兼担)]
5) 解決志向ブリーフセラピーの理論と実践
講師:黒沢幸子氏[目白大学心理学部特任教授(大学院心理学研究科兼担)]
6) 交流分析的アプローチの理論と実践
講師:小澤真氏[聖徳大学心理・福祉学部教授(大学院臨床心理学研究科兼担)]
7) キャリアカウンセリングの理論と実践
講師:下村英雄氏[独立行政法人労働政策研究・研修機構 職業構造・職業指導部門統括研究員/東京成徳大学大学院心理学研究科非常勤講師]
8) 家族療法の理論と実践
講師:若島孔文氏[東北大学大学院教育学研究科教授]
9) グループアプローチの理論と実践
講師:正保春彦氏[茨城大学人文社会科学部特任教授(大学院人文社会科学研究科特任教授)]
10) ピアサポートの理論と実践
講師:梅川康治氏[元大阪教育大学大学院連合教職実践研究科特任教授]
科目3 児童生徒の臨床心理的理解:10講座 (第5講座のみ上下の2講座を含む)
ねらい 児童生徒の不登校や自殺、非行あるいは心や行動の疾病など、行動と発達の諸問題に結びつくような臨床的な角度から受講者が子どもたちの発達や心理的な力動について理解を深めるようにする。
講座 1) 発達課題から見た臨床心理的理解
講師:近藤清美氏[帝京大学文学部教授(大学院文学研究科教授)]
2) キャリア発達からの臨床心理的理解
講師:永作稔氏[十文字学園女子大学教育人文学部准教授/元駿河台大学大学院心理学研究科准教授]
3) 学業発達からの臨床心理的理解
講師:涌井恵氏[白百合女子大学人間総合学部准教授(大学院文学研究科兼担)]
4) 発達障害からの臨床心理的理解
講師:黒田美保氏[田園調布学園大学人間科学部教授(大学院人間学研究科兼担)]
5) 精神医学・心身医学からの臨床心理的理解(上)(下)
講師:飯田俊穂氏[安曇野内科ストレスケアクリニック院長/昭和大学医学部兼任講師]
6) 家庭環境から見た臨床心理的理解:虐待、ヤングケアラー、貧困問題
講師:森田久美子氏[立正大学社会福祉学部教授(大学院社会福祉学研究科教授)]
7) 非行・矯正教育から見た臨床心理的理解(関連する法規理解を含む)
講師:原田隆之氏[筑波大学人間系・附属学校教育局教授(大学院人間総合科学学術院教授)]
8) 学校制度や文化と現代の児童生徒の心理
講師:杉森伸吉氏[東京学芸大学教育学部教授(大学院教育学研究科・連合学校教育学研究科兼担)]
9) セクシャルマイノリティの理解
講師:梅宮れいか氏[福島学院大学大学院心理学研究科教授]
●第2分野:スクールカウンセリングの方法:5科目20講座
科目4 カウンセリング面接・相談法:3講座
ねらい カウンセリングの原点である面接について、その効果的な方法とともに、そこで求められる倫理的判断について理解を深める。学校という組織のなかで児童生徒に対し行われる面接・相談の「守秘義務の特殊性」についても理解を深める。学校の場で行われる保護者との面接相談の特性(在り方)についても理解を深めるようにする。
講座 1) 学校教育相談論(「子どもを安心させ勇気づける面接相談」を含む)
講師:春日井敏之氏[立命館大学名誉教授(元同大学院教職研究科教授)]
2) 初回面接相談(「面接相談の倫理・守秘義務のあり方」を含む)
講師:田村節子氏[元東京成徳大学大学院心理学研究科教授]
3) 保護者との面接相談
講師:嶋﨑政男氏[神田外語大学客員教授]
科目5 アセスメントとケースフォーミュレーション:5講座
ねらい エビデンスに基づく支援を行うために、問題の背景にある多様な側面をアセスメントし当該ケースの支援計画を作る必要がある。そのため学校における子どもの問題理解や支援に必要な幅広いアセスメントの視点やアセスメント結果と支援計画との関係性について理解を深める。また、学校で行われる主な心理的アセスメントの種類について、実施方法や結果の解釈、支援計画への活かし方について理解を深めるようにする。
講座 1) アセスメントとケースフォーミュレーション論(BPSモデルならびにDSM理解を含む)
講師:飯田順子氏[筑波大学人間系・附属学校教育局教授]
2) 知能検査・発達検査
講師:黒田美保氏[田園調布学園大学人間科学部教授(大学院人間学研究科兼担)]
3) パーソナリティ検査:質問紙法(YG性格検査、エゴグラム、職業レディネス・テスト)、
投影法(ロールシャッハテスト)、描画法(バウムテスト、HTP(HTTP))など
講師:小塩真司氏[早稲田大学文学学術院文化構想学部教授(大学院文学研究科教授)]
4) 精神健康度検査(抑うつ状態・傾向など)
講師:佐藤寛氏[関西学院大学文学部教授(大学院文学研究科兼担)]
5) 学級風土、学校風土のアセスメント(Q-Uテストなど)
講師:粕谷貴志氏[奈良教育大学教職大学院教授]
科目6 チーム学校とコンサルテーション:3講座
ねらい 異なる領域の専門家どうしが助け合うコンサルテーションにより、問題の理解や解決に対してより多角的に取り組むことが可能となる。さまざまな問題に直面する教師や管理職の相談に対し、チーム学校の一員としてどのようにかかわるのがよいかについて理解を深める。また助言を求めてくる保護者からの相談に対して、どのような対応や助言の仕方が適切かについても理解も深める。さらに校内での事例検討会の持ち方や助言の仕方についても理解を深めるようにする。
講座 1) チーム学校論と教師・管理職へのコンサルテーション
講師:水野治久氏[大阪教育大学総合教育系教授]
2) 保護者へのコンサルテーション
講師:田村節子氏[元東京成徳大学大学院心理学研究科教授]
3) 事例検討会
講師:小林正幸氏[東京学芸大学名誉教授(元同大学大学院教育学研究科教授)]
科目7 チーム支援とコーディネーション:2講座
ねらい 個別の面接相談だけの支援では限界が明らかに見える場合は、学校の教育体制や地域の医療・福祉の支援体制と連携したチーム支援が有効である。スクールカウンセラーの窓口となる教員のほか、担任や管理職などの学校関係者のほか保護者までを含めたチーム支援の作り方とその進め方について理解を深める。さらに、学校外の行政機関ならびに医療機関、福祉機関との連携の仕方についても理解を深めるようにする。
講座 1) 教師、保護者との連携によるチーム支援
講師:栗原慎二氏[広島大学大学院人間社会科学研究科教授]
2) 多職種地域連携(医療・福祉機関等とのか かわり方を含む)
講師:伊藤美奈子氏[奈良女子大学研究院生活環境科学系教授(大学院人間文化総合科学研究科教授)]
科目8 ソーシャルエモーショナル・ラーニング (SEL)とガイダンスプログラム:7講座
ねらい 生徒指導上の問題の未然防止のためだけでなく、子どもたちに社会性や情動の自己調節力を身につけたり、人生を主体的、能動的に生きていく力を育てたりする心理教育や支援プログラムの実施についての理解を深めるようにする。
講座 1) 構成的グループエンカウンター
講師:大友秀人氏[青森明の星短期大学客員教授/元北海商科大学商学部教授]
2) ソーシャルスキルトレーニング
講師:藤枝静暁氏[埼玉学園大学大学院心理学研究科教授]
3) アサーショントレーニング
講師:菅沼憲治氏[松蔭大学教授/聖徳大学名誉教授(同大学院臨床心理学研究科非常勤講師)]
4) ストレスマネジメント教育
講師:嶋田洋徳氏[早稲田大学人間科学学術院教授]
5) アンガーマネジメント教育
講師:寺坂明子氏[大阪教育大学総合教育系教育心理科学部門准教授(大学院教育学研究科兼担)]
6) キャリアガイダンス
講師:藤田晃之氏[筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群教育学学位プログラム教授]
7) 学習支援プログラム
講師:小野瀬雅人氏[聖徳大学教育学部教授(大学院児童学研究科兼担)]
●第3分野 スクールカウンセリングの課題と実践:6科目18講座
科目9 スクールカウンセラーの役割と責任:1講座
ねらい 急増している発達障害の相談を含むスクールカウンセラーの基本業務と責任の理解、そのために求められるコンピテンシーや倫理的判断、エビデンスに基づく支援、カウンセラーとしての成長のための生涯学習、科学者-実践家モデルなどについて理解を深めるようにする。
講座 1) スクールカウンセラーの役割と責任
講師:新井雅氏[跡見学園女子大学心理学部教授(大学院人文科学研究科教授)]
科目10 不登校の未然防止と対応:4講座
ねらい 不登校の未然防止と対応について、国の不登校に関する政策・制度・法規の理解のうえ、児童生徒の発達段階を踏まえた支援ができること、チーム学校の一員として学校内のコンサルテーションに積極的に取り組み、保護者や地域の医療・福祉・行政機関との連携を作ることなどについての理解を深めるようにする。
講座 1) 児童生徒の不登校に関する基本的理解(関連する政策・制度・法規の理解を含む)
講師:野田正人氏[立命館大学大学院人間科学研究科特任教授]
2) 不登校を予防する学校・学級づくり
講師:粕谷貴志氏[奈良教育大学教職大学院教授]
3) 休みがちな子どもに対する支援の取り組み
講師:新井雅氏[跡見学園女子大学心理学部教授(大学院人文科学研究科教授)]
4) 不登校の子どもに対する支援の取り組み
講師:春日井敏之氏[立命館大学名誉教授(元同大学院教職研究科教授)]
科目11 いじめの未然防止と対応:6講座
ねらい いじめの未然防止と対応について、国のいじめに関する政策・制度・法規の理解のうえ、児童生徒の発達段階を踏まえた支援ができること、チーム学校の一員として学校内のコンサルテーションに積極的に取り組み、保護者や地域の医療・福祉・行政機関との連携を作ることなどについての理解を深めるようにする。なお児童生徒からいじめの相談を受けた際の「守秘義務」の解除と情報の共有化の仕方については、科目4の②初回面接相談(「面接相談の倫理・守秘義務のあり方」)と科目9の「スクールカウンセラーの役割と責任」でも扱われる。
講座 1) いじめ問題に関する基本的理解(関連する政策・制度・法規理解を含む)
講師:中村豊氏[東京理科大学教育支援機構教職教育センター教授(大学院理学研究科教授)]
2) 児童生徒が「いじめをしない・いじめを許さない人」に育つための学校づくり
講師:新井肇氏[関西外国語大学外国語学部教授(大学院外国語学研究科兼担)/兵庫教育大学大学院学校教育研究科客員教授]
3) いじめの未然防止に向けた具体的取り組み
講師:中村豊氏[東京理科大学教育支援機構教職教育センター教授(大学院理学研究科教授)]
4) いじめの早期発見と組織的対応の実際
講師:春日井敏之氏[立命館大学名誉教授(元同大学院教職研究科教授)]
5) いじめの解決プロセス(被害者支援と加害者へのアプローチ)
講師:伊藤美奈子氏[奈良女子大学研究院生活環境科学系教授(大学院人間文化総合科学研究科教授)]
6) いじめの重大事態の背景調査について
講師:金山健一氏[神戸親和大学教育学部教授(大学院文学研究科教授兼担)]
科目12 自殺の未然防止と対応:4講座
ねらい 自殺の未然防止と対応について、国の自殺予防に関する政策・制度・法規の理解のうえ、児童生徒の発達段階を踏まえた支援ができること、チーム学校の一員として学校内のコンサルテーションに積極的に取り組み、保護者や地域の医療・福祉・行政機関との連携を作ることなどについての理解を深めるようにする。なお児童生徒から自殺念慮等を示す相談を受けた際の「守秘義務」の解除と情報の共有化の仕方については、科目4の②初回面接相談(「面接相談の倫理・守秘義務のあり方」)と科目9の「スクールカウンセラーの役割と責任」でも扱われる。
講座 1) 児童生徒の自殺に関する基本的理解(現状や背景、関連する政策・制度・法規理解を含む)
講師:新井肇氏[関西外国語大学外国語学部教授(大学院外国語学研究科兼担)/兵庫教育大学大学院学校教育研究科客員教授]
2) 自殺防止のための安全・安心な環境づくり
講師:新井肇氏[(同上)]
3) 自殺予防教育の目標と具体的展開
講師:新井肇氏[(同上)]
4) 自殺リスクの早期発見と危機介入の実際/自殺が起きたときの緊急対応
(クライシスマネジメントと心のケア)
講師:田中速氏[東京成徳大学大学院心理学研究科教授/精神科医]
科目13 発達障害支援:2講座
ねらい 発達の偏りのため学校生活に困難を持つ子どもとその保護者に対し、学校を含む社会が、どのような支援の仕組みを作っているのかを踏まえ、発達障害に関するアセスメントから支援計画を立て,支援に至る流れの理解を深めるようにする。
講座 1) 学校や社会における発達支援の仕組み(関連する政策・制度・法規理解を含む)
講師:山本淳一氏[東京都立大学特任教授/慶應義塾大学名誉教授(元同大学大学院社会学研究科教授)]
2) 心理職による発達障害児とその保護者への支援の実際
講師:尾崎康子氏[相模女子大学名誉教授/元富山大学大学院人間発達科学研究科教授]
科目14 危機介入:1講座
ねらい 地域や学校あるいは学級において発生する災害・事件・事故等のクライシスに対し、危機を回避する方法や危機に陥らない対処方法などの理解とともに、緊急事態に対する応急的な措置や危機の乗り越え方について理解を深めるようにする。なお児童生徒が自殺したときの緊急対応については科目12の④で扱うので、ここでは省かれる。
講座 1) 災害・事件・事故等の危機介入と緊急支援
講師:瀧野揚三氏[大阪教育大学学校安全推進センター教授(大学院連合教職実践研究科教授)]
●自由選択科目
科目15 医療機関実習:1講座(5日間集中または分散実施、8時間/日、集合対面)
ねらい 公認心理師は医療機関での実習が義務づけられ、臨床心理士も病院等での実習を経験する人が多い。児童生徒の課題には心身の健康問題も多いため、医療機関との連携は欠かせない。医療機関での面接のとり方、心理検査の実施の仕方等を見学観察し、またそれらを一部実施するなどして医療現場での臨床活動を理解し、この経験を医療との連携等において活かすようにする。受け入れ人数に限度があるため自由選択科目とする。
講座 1) 医療機関実習
指導者(代表):飯田俊穂氏[安曇野内科ストレスケアクリニック院長/昭和大学医学部兼任講師]
※記載の所属・職名は講義資料作成時のものです。