公開シンポジウムの報告
第13回公開シンポジウム2023
ーハイブリッド型オンラインシンポジウムー
子どもを学校の学びから『脱落』させないスクールカウンセリング
2023年6月24日(土) 13:00~16:00
会場 御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターRoom C
柴山昌彦氏〔衆議院議員,元文部科学大臣〕
講演では、柴山昌彦氏〔衆議院議員,元文部科学大臣〕より「問題を未然防止するスクールカウンセリングへの期待」と題して、いじめや不登校、自殺など子ども達が抱えている複雑化・多様化した諸問題の現状を踏まえ、スクールカウンセラーなどがチーム学校の専門スタッフの一員として、子ども達の心に寄り添い、関係者と積極的に連携しながら対応していくことの重要性を述べられました。そして、スクールカウンセラーの量と共に質の向上を図っていくことが求められており、ガイダンスカウンセラーによるさらなる貢献が期待されることが表明されました。
仲村健二氏〔文部科学省初等中等教育局児童生徒課生徒指導室長〕
続いて、仲村健二氏〔文部科学省初等中等教育局児童生徒課生徒指導室長〕よりいただきました講演「新生徒指導提要を生かした問題行動の未然防止」 では、児童生徒のいじめ、不登校、自殺等の諸問題の現状を踏まえて、 スクールカウンセラーの配置や活動のさらなる充実、チーム学校に基づくスクールカウンセラー等の効果的な活用の必要性が述べられました。そして、生徒指導提要の改訂に伴う教育相談体制の充実という観点からも、スクールカウンセラーの役割や専門性が重要であることが述べられました。
全体討議の様子(右より 司会:飛田浩昭氏,シンポジスト:金子恵美子氏,八並光俊氏,河村茂雄氏,加勇田修士氏)
本シンポジウムでは、会場参加者70名、ライブ配信視聴者304名、計374名と、多くの方々にご参加いただき、内容について大変満足している、今後の活動や実践に向けて参考になる、来年度のシンポジウムへの期待などの感想を多くお寄せいただきました。
ご登壇いただきました先生方、ご参加・視聴いただきました皆様、運営に携わってくださった関係スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。本協議会では、引き続き、スクールカウンセリングのさらなる充実を目指して、様々な企画・活動を進めていきます。〔広報委員会〕